
桜のピークも過ぎ新緑の季節へと
向かっていきます。
ヒノキの花粉がピークを迎え花粉症を
お持ちの方は引き続き辛い日々が
続きますのでご自愛ください。
漢方の養生においては一つ先の季節を
見越した養生が重要視されます。
今の日々の過ごし方が次の季節での
心身の状態を作っていくと考えられて
います。
花粉症を例に取りますと、冬の間に
暴飲暴食で沢山の毒素を体の中に溜め込む
と春のデトックスの時期に花粉症の
症状を悪化させる要因になります。
4月から5月にかけては気温が上がり
天候も穏やかになる為、過ごしやすくなる
反面、ゴールデンウィークを始め
イベントなども多い為、暴飲暴食や
生活のリズムなどが乱れがちです。
その時は一時的な症状で凌げたとしても
徐々に胃腸に負担がかかった状態で
6月以降の湿度の高い梅雨時期を迎えると
一気に消化器への負担が高まり、食欲低下や
重だるさといった疲労感などを感じる様に
なり、最悪の場合、夏場に夏バテなどを
引き起こす要因になります。
年々、気候の変動も激しくなり穏やかに
過ごせる日が少なくなってきています。
10年、20年前と比べると同じ様な生活を
送った場合、今日の方がお体にかかる負担
は圧倒的に高いと思います。
穏やかに過ごしやすい時期ほど、無理をせずに
心身のバランスを整えたいですね。
むらた