
更年期障害とは内分泌系と自律神経のバランスの乱れに
よって引き起こされます。
内分泌=ホルモンとは血液に乗って全身に作用します。
ホルモンの作用によって自律神経も連動して働きます。
更年期においてはエストロゲンの減少によって様々な
不定愁訴が引き起こされますが、それはつまり血液中の
エストロゲンが減少するという事になります。
体にはホメオスタシスという体の状態を一定に保つ働き
がありますから、血中のエストロゲンが減少すると
血圧を上げるなどして血流を促進する事で必要な場所に
エストロゲンを届けようとします。
こういった働きが恒常化すると自律神経の緊張を招き、
血流障害へと繋がっていきます。
つまりホットフラッシュをはじめとした更年期の症状は
突き詰めれば血流障害によって引き起こされます。
ですから、ホルモン投与療法だけでは
なかなか症状が改善されないという現実があります。
漢方の生薬は子宮をはじめとした筋肉の緊張と弛緩を
コントロールして血流を改善する様に働きかけます。
例えば浮腫があるとその付近の血流は水の停滞によって
妨げられます。つまり、スパなどのマッサージによって
浮腫が解消され血流が良くなることでエストロゲンの
働きも改善するという事が起こります。
漢方の生薬にはホルモンを増やす様な働きはありませんが、
精油にはエストロゲンの分泌を増加させる働きが臨床試験
で証明されています。
ホルモン療法の効果も100%ではありませんし、副作用と
いうリスクもあります。
それに対して漢方アロマは副作用のリスクは極めて低いと
言えます。日々の生活の中に漢方アロマの香りを取り入れ
たり、定期的なヘッドスパで心身のベースを高めながら
漢方薬などによる治療を行なって頂く事で治癒への
スピードや効果が高まる可能性は十分に考えられます。
また、血流を担保する為の筋力、その筋肉の材料となる
お食事、そして筋肉を生み出す為の睡眠という養生の基本
を実践して頂く事もとても重要となります。